日に日に状況は悪化の一途を辿り、世界中で不安や恐れが私たちを飲み込んでいるように感じます。
そしてクラスの指導もストップしている私は、家で過ごす時間が増えました。
元々家で過ごすのが好きだし、ダラダラできる性分なので(ここは直したいんだけど!)今のところ、そこまで苦痛ではないのですが、これが半年とか続いたら・・・と思うと、様々な面で不安がやってきます。
で、やれる備えや対策はするけども、それ以上のことはもう心配しても仕方ないという結論に着地。自分が保菌者かもしれないという気持ちで行動し、あとは過酷な状況で頑張ってくれている人たちの負担にならないように気をつけることくらいかな。
このような状況が続く中で、オンラインのヨガクラスも豊富になり、こんな時だからこそ、生徒さんが不安にならないような環境作りをしている先生方もたくさんいます。それぞれが自分にできることを率先して行動していて、凄いなぁと尊敬の念に堪えません。
かくゆう私はというと、動画コンテンツが苦手でして(笑)
普段からフェイスタイムやスカイプもしないんです。先方から要望があればやりますが、自分からはした事ないです。
何ででしょうね。相互関係の上に成り立ってるのに、なぜかお互い一方通行な繋がりに感じてしまうんです。
私のやり方がよくないのかな(笑)
という事で、私はオンライン・動画系のことはできないので!
時間がある今だからこそ、混沌とした時期だからこそ、こんな本はいかがですか?という事でおすすめの本の紹介です。
「ブッダが教える愉快な生き方」と「Yoga & Your Health」です。
どちらもアシュタンガヨガを実践する人には特におすすめです。
個人的にアシュタンガヨガのマットの上での練習は、多くのトラップがあると思っています。
アシュタンガヨガは結構高度なプラクティス(アーサナのことでなく)と思うのは、このトラップに気づくには常に基本に立ち返る、初心に戻るという心構えがないといけないからです。
アシュタンガヨガは練習年数を経る事に「経験」を「積み上げ」ていくものです。この「経験」がその人の練習の深度を計る一つの指針となりますが、これをアーサナの進度、美しさ、完璧さで計りがちだということです。
そんなこと百も承知とみんな分かっちゃいるけど、でも目に見えるもので判断してしまうのが私たちなんです。
これらの本は、本来のヨガの練習の目的、そしてそれを実践する際の心持ち、向き合い方についてとても参考になるところが多いです。
写真でもお分かりかと思いますが「ブッダが教える愉快な生き方」には、結構付箋貼ってます(笑)
これはワークショップする際に、私が伝えたいことが上手く言葉になっているところ(パクってる 笑)や宅練をする私にとって、とても楽になる言葉に対してペタペタしてます。
藤田さんの著書は読みやすいものが多いと思うので、おすすめです。
「Yoga & Your Health」は齊藤素子先生の著書です。
素子先生は元々アシュタンガヨガ を練習されていた現役の外科医です。地元福井にスタジオを構えていらっしゃり、地方や東京へもワークショップで精力的に回っていらっしゃいます。
私は7,8年前に彼女のプラーナヤーマのワークショップに参加したのをきっかけに、彼女の先生であるティワリ先生(ティワリジ)のプラーナヤーマコースを受けるために6年前にインドに行きました。その後、来日された際のクラスを受けたりしました。
このあたりの話はまた次回に。
ティワリジは流派を越えて、ヨガの素晴らしい先生として有名です。
個人的には何だか優しいおじいちゃんという感じで、近寄りがたいとか、威圧感とか全く感じませんでした。
お会いした時は80代前半でしたが、チャンティングの時の腹から出る声の凄みに圧倒されたのを覚えています。凛としていて、でも物腰柔らかくて。長年修行を真摯にされてきた本物の「ヨギ」(だと思います)
本にはそんなティワリジの教えを長年の彼の生徒である素子先生が日本語訳にし、さらに医師として、ヨガの練習生としての経験を通して「ヨガ(ヨーガ)」とは、そして様々な病気に有効なメソッドとしてプラーナヤーマのやり方が紹介されています。
ヨガを学ぶ際には、いろんなヨガを同時に練習することは禁忌とされています。異なる流派を同時に学べば、当然矛盾も出て、私たちは混乱する事になるからです。
私はアシュタンガヨガ 一筋できましたが、ティワリジの教えを推奨するのは(正直ティワリジは境界とかないのよ〜笑)何もシャラート先生が伝えるアシュタンガヨガと異なることがないと感じるからです。表面的な違いはあります、アーサナの取り方や実践の仕方など。
でも、ヨガへの取り組み方、練習において何が大切なのか、何のために実践するのか、根本的なことが同じだと思います。
ヨガの練習で迷子になった時は、これらの本が助けになることがあるのではないかな、と思います。
あー、長くなってしまった。
そう、二次元媒体では頑張れるんですよ、私!